株式会社安河内ホームページに来ていただき誠にありがとうございます。
梅雨の季節がようやく終わろうとしておりますが、この度2020年7月豪雨で被災された各地域の皆様へ、お力落とされません様お祈り申し上げます。
さて、弊社は去る7月23日、弊社社員・お世話になっております方々と共に福岡市西区にあります飯盛山に登山に行って参りました。
飯盛神社と安河内
飯盛山は、福岡市西区と旧前原市(現糸島市)を結ぶ「日向峠」の福岡側の小高い山です。(標高382.4m)
前原側には、伊都国の古代山城(怡土城)がある「高祖山」(たかすやま)がそびえたちます。
普段は私たち福岡市民・県民は車などで日向峠や糸島峠を越えるだけのイメージでしたが、実は歴史の深い場所なのであります。
ふもとには縁結びの神様「飯盛神社」がありまして、弊社は福岡市西区・早良区出身者が多く、まさに飯盛神社を氏神様として毎年僅かながら奉納させて頂いております。
弊社、事務所の後ろを見晴らすと背に飯盛山があります。日々温かく見守って頂いております。
飯盛神社は、私が幼少期から過ごしたまさに氏神様であり、創業以前、会社設立前から少しずつではありますが祈願・奉納をさせて頂いているのであります。
今回は、新型コロナウイルス問題やまた経済の問題など、閉塞感のあるそんな時代を乗り越えるべく、飯盛山登山の有志を募いました。
ありがたいことに下山まで不思議と天候にも恵まれ多くの方が参加して頂きました。
飯盛神社の駐車場からスタートし、中宮まで歩きます。
中宮には天然水を汲める場所があり、一旦休憩を挟み頂上へのルートを決めます。
飯盛山の頂上へは3ルートあり、これから解説していきます。
飯盛山左ルート「紫陽花の道」
左ルートは、綺麗に整備された林道。
その名も「紫陽花の道」です。(あじさいのみち)
整備された林道から少し森には入れる道があり、そこにはクワガタ・カブトムシが多くいます。「かぶとの里」と書いてありました。
ご家族でも楽しく登れる道です。中にはマラソンの練習をされている方も居ました。
お子様などおられる方は是非家族とのコミュニケーションも含めて行ってみてはいかがでしょうか。
飯盛山中ルート「ご縁結びの道」
中ルートは、中宮から登れる最短ルートです。
その名も「ご縁結びの道」
由緒ある飯盛神社中宮から山頂へ続く道です。
飯盛神社が縁結びでありますから、結婚を考えているカップルの方・恋愛最中の方などは、是非一緒に山頂までアタックしてみてはいかがでしょうか?
もしかしたら何かが見つかるかもしれませんよ。
飯盛山右ルート「修験の道」
右ルートは…なんと旧道、その名も「修験の道」
しゅげんどう(修験道)と言うそうですが、見るからに舗装なし、しかし面白そうではあります。
この「修験道」の意味は…
修験道は、山へ籠もって厳しい修行を行うことにより、悟りを得ることを目的とする日本古来の山岳信仰が仏教に取り入れられた日本独特の宗教である。
修験宗ともいう。修験道の実践者を修験者または山伏という。
私たちはどのルートを選ぶのか。
飯盛の神様。頂上を目指して
はい。
私たちは、山伏(ヤマブシ)になりました。
山伏とは?
1.修験道(しゅげんどう)の行者。金剛づえ・ほら貝などを持ち、特定の山に登って修行する。
2.山野に寝起きして修行する僧。
中宮で、メンバー全員の意見を聞きます。
満場一致。
「一番厳しいルートで行くッショ!」
「低い山やけん楽勝!」
誰かがそう言いました。
正直言いますと、私も舐めていました。
標高380m。ウサイン・ボルトなら50秒くらいでしょうか?マイケル・ジョンソンは400mを43秒です。
まず最初はぬかるんだ土の道、そして岩、木の道です。そこそこ水平でハイペースで進んでいきます。
徐々に道が険しくなります。
まさに自然で出来た階段です。
息が上がり、右足左足が上がりません。
先も見えず、ひたすら同じような岩・木・土を踏みしめるばかり。
後ろを振り返ると恐怖。いちいち高いのです。足を踏み外したら死にます。
私は運動をしばらくしておりませんでしたので、息が上がって酸素が脳へ行かず、めまい・立ち眩みの繰り返し。
途中、「3/7」という表示があり、7合目の3番目?と思った時は絶望でした。ずっと700mと勘違いしていましたが。
まさに修行でした。
古代の筑前国の方は、みんなここを歩いたのでしょう。
本当に最後はフラフラで、途中スズメバチにも襲われかけましたが、無事に山頂へ。
全員無事に怪我無く、修験道をクリアしました。
(一人滑りこけ膝を負傷)
帰りは左ルートのかぶと虫の里から下山。
みんなの膝が笑っていました。
ご参加ありがとうございました。
以上、株式会社安河内の7月ブログを終わります。
今回参加していただいた皆様、本当にありがとうございました。
今後もこのような地域交流、レクリエーションを季節ごとに企画したいと思っております。
その際はお声かけさせてもらいます。今後とも九州を愛しながら、時代を乗り越えていきましょう。
社員一同よろしくお願いいたします。
ご安全に!!!